ぶっ飛びプリンセス
第一王子の目覚め
朝、身支度を整えてミエルが居るだろうお姉様の部屋に向かう
お姉様の部屋をノックすると予想通りミエルが出て来た
「ルナ様、おはようございます。お早いですね」
「おはようございます。ミエル、昨晩は急な外出許可をありがとうございました」
昨日、真夜中…ミエルに無理を言って外出許可をもらった
お礼を言わなきゃと思い早起きをした
「目当ての物は手に入りましたか?」
「はい、ミエルのお陰です」
「私は何もしてませんよ。でも、ルナ様の役に立てたなら良かったです」
私の急なお願いを笑顔で許可してくれたミエル
本当に感謝している
「お姉様の体調は?」
「今日は辛いみたいですね。ルナ様のお見送りが出来ないと悲しんでいますよ」
私は数時間後にエムロードに帰る
本当はもう少しのんびりしていたいが、リオン様のお仕事もある
「ミエル…ううん…ミエルお義兄様。お姉様をよろしくお願いします」
深くお辞儀をする
お姉様を幸せにしてあげてください
そして、お姉様と手を取り合って素敵な国にしてください
「ルナ様に“お義兄様”と言われると…くすぐったいですね。ルナ様もリオン様とどうかお幸せに」