ぶっ飛びプリンセス
「昼間からお熱いですね。ルナ様とリオン様の喧嘩…廊下まで響いてましたよ?」
私からブランケットを剥ぎ取ったアイル
テキパキと着衣を整えていく
「ただ、喧嘩からの仲直りが早いですね。ものの数分で…これですもんね。あぁ、いけません…想像したら鼻血が…」
アイル通常運転
でも、そろそろ耐性つけてもらわないと出血多量で死んじゃうかもしれない
「リオン様は何で呼ばれたのかな?」
これ以上アイルに出血させる訳にはいかないので話題変更する
「うーん…ルナ様の絶叫が原因かと…」
「え?どーゆう事?」
もしかして、あんな絶叫する女はリオン様の妻には相応しくないとか?
「あの絶叫。丁度、ラルム様が私に謝罪しに来られてた時に聞こえたんで。付き添いで居た国王陛下とラルム様にもバッチリ聞こえたハズです。その後、お二人はコソコソ話して出て行ったので…」
あー…私が原因だ…
一体どんな話をしてるんだろう
まぁ、もう仕方ないよね
叫んじゃったものは叫んじゃったし
「それより、アイル…ラルム様に謝罪されたって?何を?」
私の興味はそっちに移っていた