ぶっ飛びプリンセス

「では、リオン様。行ってまいります」


ラルム様との面会時間になり部屋を出る

リオン様も付いて来ようとしたが、仕事が終わらないらしい
なんだかんだで結局、時期国王はリオン様に決定したらしく、やる事が山積みのようだ

なので、私はアイルと一緒にラルム様に会いに行く

廊下を歩き、ラルム様のお部屋に到着です
一度深呼吸をして、静かに扉をノックした


「ルナさんかな?どうぞ?」


扉の向こうから声が聞こえ、それに反応したアイルが扉を開けてくれた


「失礼致します」


お辞儀をして入室
そこには、車椅子に乗ってテーブルに着くラルム様の姿があった


「こんな姿で申し訳ないです。今更かもしれませんが…リオンの兄のラルムです」


リオン様より少し高めの声
微笑む姿は絵本の王子様そのもの

ドキドキする気持ちを抑えて私も自己紹介


「ご挨拶が遅くなりました。ガルデニアから参りました、ルナです。ラルム様の弟君、リオン様の元に嫁いで参りました。よろしくお願いいたします」


最後に深く一礼
うん、うまく出来た…よね?

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