ぶっ飛びプリンセス

ラルム様がアイルを好き?
王子様だし、素敵だし、良い人そうだからラルム様を応援したい気持ちはあるが…
媚薬を使おうとした前科あるしなぁ…そこが不安だ


「あの…ラルム様」

「ん?」

「アイルを想う事は自由ですが…アイルを無理矢理とか強引に手に入れるような事はしないで欲しいです」


私はアイルが大切だ
何も分からない私に最初から付いててくれて、今も私の側に居てくれる

だから、アイルには幸せになって欲しい


「えぇ、もう媚薬とか卑怯な事はしないです。正々堂々、真っ直ぐぶつかって行く予定です。もちろん、ルナさんに協力してもらおうとも思ってません。弟を見習って、自力で愛を伝えて行きます。だから、見守ってて下さい。僕がまた暴挙に出そうになったら、その時は全力で僕を叩き潰して下さい」


真っ直ぐ力強い言葉だった
正々堂々、アイルを口説きに行くなら…
まぁ、いっか



< 307 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop