ぶっ飛びプリンセス
コンコンっとノックの音がして、アイルがカートを持って帰ってきた
「丁度、お八つ時でしたので、クッキーも一緒にお持ちしました」
っと手際よくお茶の準備を始めるアイル
それを見つめる熱視線…
ラルム様…流石に見過ぎでは?
「アイルが入れるお茶は美味しいよねー」
「ありがとうございます」
熱視線と感情が滲み出ている声
それに、動揺1つしないアイル
「アイルも一緒にどう?」
「いえ、私は結構です。お気遣いありがとうございます」
すごい…
なんか、THE主人と侍女って感じだ
ラルム様、アイルの攻略は難しいかもですね…
そんな事を思いながら紅茶を飲む
そして、面白いので2人の攻防…っと言うより、ラルム様1人の攻防をお茶受けに1人でひっそりと紅茶を楽しんだ
「アイルの好きな紅茶は何?」
「飲めればなんでも構いません」
「そ、そっか…」
うーん、道は長そうだな…