ぶっ飛びプリンセス

「あー…もう…」


ため息の様な声を出して、私を抱く腕に力が入る


「本当…どんだけ惚れさせるつもりなの?好き過ぎて、愛してる通り越して、尊い」

「尊い?」

「ルナを好き過ぎておかしくなりそう」

「え?」

「好きだ…愛してる…」


耳元で囁かれ、心臓がドキドキと高鳴っていく
弱気なリオン様はどこかに行ったらしい
よかったのか、よくないのか…
今、私の目の前にいるリオン様は甘々モードだ


「リオン様…し、仕事は?」

「休憩中だって言ったろ?喋ってると…舌噛むよ?」


それだけ言うと、私の口を塞ぐリオン様
何度も何度も繰り返すキスの嵐

この甘い嵐は、リオン様が満足するまで続いた
そして、思う存分堪能したリオン様はいつもの調子を取り戻し、仕事に戻ったのだった


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