ぶっ飛びプリンセス
「あぁ、アイルは何も悪くない。だって、誰にも自殺の兆候が分からなかったんだ。本当に急過ぎて…俺ですら混乱した」
兄弟ですら気付けなかった自殺の兆候を、着任して1年も経ってないアイルに分かるわけがない
「そこで出てくるのが…ロージィだ」
「あ、やっと出てきました」
すっかり忘れてましたが、ロージィの事を知りたかったんです
「ロージィは兄の婚約者だった」
第一王子の婚約者?!
あのド派手なロージィが?!
「ロージィは…ラルムはアイルに殺されたと言った。アイルが無理矢理飲ませたんだと主張していた」
「え?!」
「もちろん、そんな形跡無いからアイルは無実」
よかった…
無実が証明されていた
「それに…ラルムに毒を渡した城内薬師が遺書を書いて同じ毒で自殺した。遺書には…自分がラルムに毒を渡した。死んで償う。そう書かれていたらしい」
なんて悲しい事件…
何か辛い事があって自殺を図った王子
そんな王子に毒を渡した心苦しさに死んでしまった薬師
初めての主人が目の前で自殺をするのを間の渡りにした侍女
そんな事件があったなんて…