ぶっ飛びプリンセス

「さぁ、ルナ様!今日は天気も良いですし、薔薇の庭でお勉強しましょうか」

「うん!」


ここに来て数日…
私は少しずつこの国の事を勉強中だ

書庫にある歴史書をひたすら読む
それが私の最近のお勉強


「今日は、ミントティーを淹れましょうね」

「わぁ、嬉しい!アイル、大好き!!」


薔薇の庭でミントティーを飲みながらのお勉強
とても贅沢だ

さっそく二人で薔薇の庭へと向かう
そこにはテーブルと椅子がセッティングされていた

事前に庭師に言っていたので、準備してくれていたらしい


「わざわざ、ありがとうございます。お仕事の邪魔になりませんか?」


庭師の方にお礼を言うと、庭師の方は深ーくお辞儀をした


「邪魔など滅相もございません。私の事など気にせず、どうぞごゆっくり」


そう言うと庭師の方は居なくなった
仕事に戻ったんだろう


「本当に邪魔じゃないかな?」

「大丈夫ですよ。むしろ光栄に思ってますよ。自分が手入れした薔薇の庭でお妃様がお勉強なさるんですよ?飛び上がる思いでしょうね」


そうなの?
ならいいのだけど…

< 41 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop