ぶっ飛びプリンセス

「この馬は…お前にあげる。自由に乗ればいい。ただし、城内のみ。約束できるか?」

「は、はい!約束します!」


いいのかな?
いいんだよね?
どうしよう…凄く嬉しい!!


「リオン様…この子の名前は?」

「付けてない。お前の馬だ。お前が付けろ」


名前も付けていいの?
正真正銘…私の馬

白い毛並みだけど…太陽が当たると薄い紫に光る珍しい毛色

紫色…ラベンダー…ポプリ…!


「ポプリ。君の名前はポプリ」


名前を呼んで馬に頬ずりする
ポプリも応えるように鼻をならす


「アイル」


リオン様がアイルを呼ぶ


「なんでしょう?」

「乗馬用の服を新調しろ。あと、乗馬用のブーツも」

「ルナ様のですね?かしこまりました」


そう言うと、アイルはササッと城に入って行った


「服…私の?いいんですか?」

「スカート及びドレスでの乗馬は禁止。男に足を晒すんじゃない」

「は、はい!」


急に口調が厳しくなるリオン様

そんなに私の足が見苦しかったかしら?



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