ぶっ飛びプリンセス

「そうです!お妃様の馬の所です!カロン様…あんな所に隠せるのは…お妃様以外にいません。そう思いませんか?」


今すぐ口を塞ぎたい
どんどんイライラが溜まっていく


「そうですね。ポプリは…人を選びますから。では、ロージィ様。お伺いしますが…ルナ様しか入れないような所にあったコレを…どのように手に入れたのですか?」

「ぇ…そ…れは…」


言い淀むロージィ
これで分かった

ロージィは城から解毒剤を盗んで隠した
理由は…蛇に噛まれるであろうルナを殺すため

しかし、1日早く帰った俺が噛まれて慌てて解毒剤を持ってきた


しかし…これは憶測だ
だから、これでロージィに罰を与える事は出来ない

でも…


「ロージィ様。城の物品をぬすむ行為は重罪です。しかも、今回はリオン王子の命まで危機にさらされた。…後日、罰を言い渡します」

「そ…そんな…」

「王子の体に障ります。今すぐここを立ち去りなさい」


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