ぶっ飛びプリンセス
「あと、薔薇の庭の庭師さんからは毎日新鮮な薔薇が届けられます!いい匂いなんですよ!味は分かんないけど、匂いはわかりますから」
「その庭師は…?」
また、男か女かですか?
「男の人ですよ?初老の優しそうな方です」
「…そうか」
今度はちょっと複雑そうな顔をしたリオン様
本当に今日はどうしたのだろう?
「俺が渡したプランタンのお菓子はどうした?もう食べたか?」
実は昨日、リオン様からプランタンのお土産を貰った
でも…実は食べてない
「美味しそうなんですが…まだ、食べてないです。どうせならベストの状態の味覚で食べたいんです」
見たことのないお菓子だった
だから、絶対美味しく食べたかった
「お前は…本当に食い意地が凄いな」
「美味しいものは美味しく食べたいんです。これ、私の信念です」
呆れ半分のリオン様
でも…もう半分は笑ってくれている