ぶっ飛びプリンセス
「ルナ、プランタンは貴金属加工技術も凄いんだが…知ってたか?」
「え?そうなのですか?」
プランタンってお菓子だけじゃないのか
凄い国だな
「お前は…装飾品に興味は無いのか?」
装飾品?
あー、アクセサリー?
「そりゃ興味はありますよ?私、これでも女の子ですもの!でも、種類がいっぱいあり過ぎて選べないんですよね。見ているうちに何が良いのか分からなくなるんですよ」
「興味はあるのか」
そう呟くと、リオン様は席を立ち机の引き出しから何かを取り出してきた
そして、私の隣に来て
耳の上あたりに手を伸ばしてきた
「リオン様?」
何してるの?
問い掛けても答えは返ってこない
その代わり、耳元でパチンっと音がして
スッとリオン様は離れた
「何ですか?」
「お土産だ。後で、部屋で見ればいい」
それだけ言うと、何もなかったように食事を再開させるリオン様
まぁ…後で鏡で見ればいいか
っと思い私も止まったフォークを動かした