ぶっ飛びプリンセス

鏡を見て可愛いバレッタを堪能していると、部屋の扉がノックされた

ビクッとする
実はこれから保留になっていたお説教なのです

きっと扉の向こうには侍女長アマンダがいるんだ

嫌だな…
っと思いながら扉を開ける


「ルナさん。アマンダの説教は無くなりました。その代わり…少し私とお話をして下さい」

「お…王妃様?」


なぜ王妃様が私の所に?!


「あらまぁ…凄い声。お婆さんみたいね」


クスクス笑う王妃様
とりあえず、お話があるようなので部屋に招き入れ椅子に座っていただく

普段あまり姿を見せない王妃様
そんな王妃様にお茶を頼まれたアイルは緊張気味に部屋から出て行った

部屋には私と王妃様のみ

テーブルを挟んで向かい合って座っている
アマンダの説教は無くなった
しかし、この状況である…

王妃様はなぜココに?
怒られる?
リオン様の…息子の嫁がこんな女だから?

嫁姑問題?
修羅場?

逃げたい
凄く逃げたい


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