先輩、私の事見てくださいよ。





…そんなの都合いいか。



勝手に好きになって

勝手に彼女面して

勝手に嫉妬して

勝手に我慢して

勝手に苦しくなったって



そんなの全部自分のせいじゃんか



先輩にお願いなんて言える立場じゃないや





「…おう、明日。」




「なにー?なんかテンション低くなぁい?あ、もしや私と2人きりが不満とか?唯ちゃんいないと寂しいっ??」




「そんなんじゃねぇよっ」





おちゃらけて言った柊さんの言葉に被せるように叫んだ先輩



そりゃそうだよね


先輩は柊さんが好きなのに、先輩は私の事が好きって勘違いされてるんだもんね


そんな、反応にも、なるよ、ね…




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