先輩、私の事見てくださいよ。
「え、ゆい「えぇ!いいの!?ありがとう唯ちゃん!」
先輩、そんな苦しそうな顔しないで下さい
そんな顔されると堪えている涙が溢れてきちゃいそうになるから
目の奥が少し熱くなった気がして
慌てて涙をしまおうと柊さんに笑顔を向ける
「いーえ!さ、帰りましょ先輩」
私は先輩の顔をこれ以上見ていられなくて
顔を背けたまま先輩の腕を引っ張った
もちろん、柊さんと先輩が隣に並べるように私は端っこを歩いた
最初は、私の事を気にかけて、チラチラと私を見ていた先輩も、5分も歩けば柊さんと仲良く話していた