【完】地味子ちゃんは世界No.1の総長様

過保護の親

蜜月Side




家に着くと鈴峰は入口までダッシュ！




ただでさえ速いのに死にもの狂いで走ってるからもはや見えない笑




「あんなに急いでも結果は変わんないって」




呆れ気味にこぼすと神楽は笑った。




「蜜月様も急がれてはいかがでしょう？鈴峰様がいるうちに一緒に怒られる事をオススメしますよ？」




コイツ、笑ってやがる




1発軽く殴ってから家に走った。




「うっ…！」




呻いてるのは無視しよう！




「り〜ん〜ね？！！あんなに言ってるでしょう？！朝はちゃんとママたちと会ってから行ってって！鈴峰不足で倒れるかと思ったんだから！」




もうすでに蘭峰（らんね）さんは怒ってる




「あ！蜜月も！！離れに泊まったの？いくら仕事でも夜はこっちで寝なさい！いい？会えなくて辛かったんだから！」




蘭峰さんは私の事もちゃんと家族として接してくれる




輝夜（がくや）さんもそう。




だから、私も家族みたいに接する事ができる




「ごめんって！許して？」




でた！必殺上目遣い！




鈴峰がやったら悩殺だって！




「わかったから、明日からはちゃんと会ってから行ってよ？」




過保護だけど、どこかゆるいんだよなぁ、この家族は…




「そうだよ！パパが話したい事があるって言うから朝、会って欲しかったのに…」




輝夜さんが…？




わざわざ輝夜さんから話があるって事はそれだけ重要だってこと？