君と僕と記憶と。
僕の嫌いな稲嶺 遙について。



ということは癪に障るがそこに目を瞑れば、面白い謎を提供してくれたものだ…。




知らぬ間に僕は笑っていたようで口角が上がっている。




とりあえず帰ろうと思い、下駄箱から靴を取り出すと




ポロり。




と紙が落ちてきた。




『明日。17時。特別棟屋上。待っている。』




ふむ、恐らくこれは稲嶺遙からの手紙であろう。
もう、謎解きの時間になるのか。



少し味気ないな。
まぁいい。




これで、彼女の嘘臭さの原因もわかるし、僕も彼女の事を見極めることが出来る。
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