君と僕と記憶と。
キーンコーンカーンコーン。




17時を告げるチャイムが鳴る。




相変わらず耳障りだが、2時間毎に鳴るチャイムは



集中すると周りが見えなくなる僕には 丁度いい。



さて…。後10分か。




謎解きの時




探偵が遅れていくのは鉄則だと思い
待ち合わせ時間をズラしている。



それに、稲嶺 遙は遅刻して来そうな気もする。




だから、僕も遅れて丁度いいと思うのだ。




〜約10分後〜




もうそろそろ行くとするか。




腕時計をみてから、書いていたノートを閉じ
教室を離れる準備をする。
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