君と僕と記憶と。
「円。うっさい。」



萩原 円。僕の幼馴染みであり、クラスの副会長。



「うっさいじゃないでしょ。私がチャイムを鳴らしたら3秒で出てこなきゃ。」


姑のようにキーキー言っている。


「無理だ。そんなの。脳みそ使えよ。」


ふんっ。と鼻で笑いながら応える。


「ろくに、この家じゃなにもしてないんだからーー。出来るでしょ!って…。忘れるところだった。はいこれ、今日の夜食に。」


「しょっちゅう悪いな。」


「今日も研究室?」


「あぁ。」



円は、僕の幼馴染みであり
僕の周りで僕の事を一番知っている。
と言っても過言ではない。


研究室に言ってることも知っていて、
良く 僕に作った料理を持ってきてくれる。
< 46 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop