御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
看護師さんにお礼を言って裏玄関に向かおうとすると、淳也さんが私の腕を突然引き、誰もいない外来の待合室に連れていく。
「英莉」
そして私の名を口にして、まっすぐな視線を送る。
「俺も、後悔したくない。だから聞いてほしい」
淳也さんの苦しげな顔を見ていると、私まで顔がゆがんでしまう。
「桑田のことで、英莉を何度も傷つけた。だから、お前が怒るのも仕方ないし、愛想尽かされるのもわかる。でも、俺は英莉が好きなんだ」
「淳也さん……」
「お前を失いたくない。どうしても、離したくない。英莉が出ていったと知ったとき、気が狂いそうになった。仕事が手につかなくなったのなんて、初めてだった」
彼の告白に胸がいっぱいになる。
桑田さんのことが誤解だったと知り、本当は今すぐにでも彼の腕に飛び込みたい。
でも、彼が社長という立場になることを考えると、彼のことはあきらめたほうがいいのかもしれないと思ってしまうのが現実だ。
「英莉」
そして私の名を口にして、まっすぐな視線を送る。
「俺も、後悔したくない。だから聞いてほしい」
淳也さんの苦しげな顔を見ていると、私まで顔がゆがんでしまう。
「桑田のことで、英莉を何度も傷つけた。だから、お前が怒るのも仕方ないし、愛想尽かされるのもわかる。でも、俺は英莉が好きなんだ」
「淳也さん……」
「お前を失いたくない。どうしても、離したくない。英莉が出ていったと知ったとき、気が狂いそうになった。仕事が手につかなくなったのなんて、初めてだった」
彼の告白に胸がいっぱいになる。
桑田さんのことが誤解だったと知り、本当は今すぐにでも彼の腕に飛び込みたい。
でも、彼が社長という立場になることを考えると、彼のことはあきらめたほうがいいのかもしれないと思ってしまうのが現実だ。