御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
本当に自分でやってる……。

彼のうしろ姿を見ながら、リビングに向かった。


朝食はプレジールで覚えたサンドウィッチ。

パンの間にベーコンや卵、そしてレタスやトマトを挟む。
そしてアボカドも入れ、マヨネーズで味付けをしてブラックペッパーでアクセントを。これが結構おいしい。

でもプレジールでは高くて、一度しか食べたことがなく、自分で作るようになった。


「できましたよ」


なかなか戻ってこない彼を呼びに行くと、どうやらシャワーを浴びていたらしく、浴室から上半身裸で出てきたので、焦る。


「おぉ、サンキュ」

「き、着てください！」

「あぁ、悪い」


恥ずかしくて頬が真っ赤に染まってしまう私は、彼に背を向け、リビングに走り込んだ。
すると彼のクスクスと笑う声が聞こえてくる。


な、なんなのよ……。

残念ながら仕事ばかりでまともな恋愛をしてこなかった私には、男の人の裸は刺激が強すぎる。
いくら上半身だけでもだ。
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