放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
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「あ、大地先輩!終わったんですか?」
「え、あ、あぁ」
返事をしながら、俺はドアを静かに閉めた。時間にして僅か10分程度だろう。
「これ、寒いと思ってジャージもってきました」
「さんきゅー」
会議室から出た俺は、琴美が持ってきてくれたジャージを羽織る。
汗をかいてた身体が冷えてきたから、とてもありがたかった。
「何だったんですか?」
「あー・・・・・・、」
俺は、ピタリと歩みを止める。
琴美も一歩進むと、止まった俺に合わせて進むのをやめた。
「大地先輩・・・?」