放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。




当たり前に過ごしていた毎日は、まるで永遠ではないかと思うほどで。



終わりがあるなんて、あの頃の私達には想像もできなかったし、しようともしなかった。


だけど、その時が来た瞬間、私達は―――。















瞼をゆっくりと下ろす。

暗闇に包まれたそこが、一瞬で輝きに変わった。






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