放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
7 君に、





  もしあの時、声を掛けていたら。




           もしあの時、勇気を出していたら。




    もしあの時、触れた手を握っていたら。

            



      もしあの時、瞳を逸らさなかったら。




          もしあの時、
          もしあの時、



    もし、もし、もし――――――あの時・・・。







たくさんの後悔を
チャイムがもう遅いんだよと
告げた気がした。

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