放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
―――――――え?
全ての思考回路が停止し、何も考えられなくなる。
「だけど、葉月と相川さんはきっと両想いだから。だから、俺――諦めようと思って琴美と付き合うなんて最低な事したんだ」
「ま、待って!私―――葉月君の事好きじゃないし、葉月君も私の事好きじゃないよ・・・!」
だって葉月君の好きな人は莉奈だし。
私の好きな人は――――。
「私が好きなのは、ずっと日向君だよ・・・・!!!」