放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
あとがき
この物語を書き始めたのは高校2年生の時。
高校生活の記憶が薄れてしまうのが嫌で等身大のストーリーを書こうと思ったことがきっかけです。
毎日感じていたことをそのまま美空の気持ちに透写しました。そのため登場人物のキャラ設定や学生生活も等身大のものにしてあります。(憧れも一部・・・笑)
この物語を読んで、
過ぎ去ってしまった高校時代の青春を思い出した方。
これから来る高校時代に期待を膨らませた方。
青春真っ盛りの高校時代を大切にしようと感じた方。
そういう方がもし、一人でもいたなら幸いです。
高校生活って本当にあっという間なんです。特に高校3年生は特別早いです。
その事を示したくて、あえて最後の章は展開を早くさせてもらいました。
入学したと思ったら、気が付けば2年生になって、気が付けば受験生になって、気が付けば少し小さくなった制服を身にまとい、壇上で卒業証書をもらってる。
そんな光のような速さで過ぎ去る3年間の1分1秒を、今の学生さん達に大切に噛み締めてほしいです。
特に高校1年生の皆さんからしたら、高校受験が終わりやっと憧れの高校に入学したばかりで大学受験なんてまだまだ先のこと、なんて思ってる方が大半でしょう。
私もその一人でした。
でも気が付けば私は3年間の中で1番楽しくて、1番あっという間に過ぎ去ってしまう高校2年生を終えていました。
そして今に至ります。
1週間決められた日程で過ごす味気ない日常に飽きて来るでしょう。ですが、入学したその日から卒業へのカウントダウンは始まってます。