放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「・・・相川が本当の事言わないなら俺も言わねぇー!」
「えー!何それ!うぐっ」
大きく口を開いた所にグイっと甘いものが入ってきた。
「ふぁあにふぉれ」
「何言ってるかわかんねーよ」
「・・・マドレーヌ?」
ゴックンと飲み込むが、口の中にはまだ甘いいい匂いと味が残っている。
「そ。あげる」
「急に口に入れるのやめてよねー!」
「なんだか莉奈に口調似てきてね。大阪のおばちゃん」
「もー!!」