放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。

そういえば日向君って、よく髪の毛弄るよなぁ。


癖なのかな?


「相川さん、こっち!」

「え・・・っ!?」



グイッと引っ張られる腕。その反動で机に体が当たってズレる。


何が何だか分からないまま、引っ張られるがままについていく先にあるのは、掃除ロッカー。



「隠れるよ!」

「・・・な、え!?」
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