放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「よっしゃ!全員1コースから5コースまで並ぼうぜ!」
「何すんだよ大地」
「デッキブラシで競争だ!」
先程からテンションの高い二人は、更に大きな声をあげた。
茹だるような暑さに負けそうな私達を楽しませようとする彼は、やっぱり凄い。
「いいかフライングは反則だからな!」
「あいあいさー!」
日向君の隣に立つ葉月君が敬礼のポーズをとった。
「いくぞー。位置について、よーい・・・ドンッ」