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「だっておまえ髪の毛このまえまでは片方だけ刈られてたのに今日は両方刈られてるから」

ほらあのよくある

おい！金出せよ！オラ！今日こそ持ってきたんだろうな　怒

すんません！もう勘弁してください～　泣

なんだと！？てめぇどう落とし前つけんだ！オラ　激怒

みっ右の髪の毛で勘弁してくだせぇ！！たのんます！！　号泣

しょうがねぇ今日は右で勘弁してやるよ。次持ってこなかったら真ん中いっちまうからな！！　ｼﾞｮｷｼﾞｮｷ

みたいな感じでしょ？

次金持っていかなかったら真ん中やられちゃうんでしょ？

「.........。え？」


いやさ

弄りと苛めの境界線ぐらいわきまえようよ

さすがにこれはひどいよ

もう取り返しのつかないことになっちゃってるし

男も髪は大切なんだからさ


ﾎﾟﾝ

哀れな少年よ...アーメン

「え、京さん？」

「ちょ、え？京さん？え？いやなんか勘違いしてません！？肩叩いてくれたのは超うれしいですけど！なんか勘違いしてません！？」

オレはいつからか

このうるさい男、小林？いや山村？えっと城ノ内？

とりあえずこの男に愛着が湧いてしまったらしい

つまりアレだこの男は便器に染み付いたしつこくてきたない汚れみたいなものだ

そこに汚れがあれば無意識に小便をかけてきたない汚れを取ろうとするアレなのだ

そうアレだアレ


とりあえずアレだ



「ちょ京さん！？タンマ！タンマ！おかしい！おかしいって！苛めなんて受けてませんて！これはツーブロックって言うヘアスタイルなんです！！」

「ちょほら！これ見てくださいよ！Google！ツーブロックで調べるといっぱ出でてくるでしょ！？」