きっと2人は恋をする
第1章 春
4月の朝は君を見る
目覚ましの音がけたたましく鳴っている。
カーテンは少し開いていているせいか、春の陽の光が差し込んでくる。とても眩しい。
目覚ましはどこかと手だけパタパタさせ探していると、突然静かになった。
あぁ、誰かが目覚ましを止めてくれたんだ。ありがとう……。
いや、誰だ!?!?
眠たい瞼を無理矢理上げ、見えた景色は――。
「あ、起きた。小春、おはよー」
私、日向小春(ヒナタ コハル)を見下ろしているのは親友で幼馴染みの白井雪(シライ ユキ)。
黒髪ショートの髪型が栄えるような白い肌に女の子の私でもついつい見とれてしまう。いや、そうじゃなくて!!
「なんで、ゆきちゃんがいるの!?」
お陰と言っていいのか分からないが、驚きで目が覚めた。
「準備が終わったから小春の準備でも手伝ってあげようと思って」
「あ、あぁ…そうなんだー。ありがとう。でも、早すぎない?何時からいたの?」
「いつからって…十分前から?」
今は朝の7:00時だから、6:50頃に来たのか。
「じゃあ、起こしてよ!!」
「まぁまぁ、はるもそう怒らないで。準備しなくてもいいの?今日から新学期だよ。遅刻する訳にはいかないでしょ」
「まさか、その声は……」
「そう言って私達の話に割り込んできたのはもう一人の幼馴染み、清水 大空(シミズ タカヒロ)。
「ひろくんまで!?」
カーテンは少し開いていているせいか、春の陽の光が差し込んでくる。とても眩しい。
目覚ましはどこかと手だけパタパタさせ探していると、突然静かになった。
あぁ、誰かが目覚ましを止めてくれたんだ。ありがとう……。
いや、誰だ!?!?
眠たい瞼を無理矢理上げ、見えた景色は――。
「あ、起きた。小春、おはよー」
私、日向小春(ヒナタ コハル)を見下ろしているのは親友で幼馴染みの白井雪(シライ ユキ)。
黒髪ショートの髪型が栄えるような白い肌に女の子の私でもついつい見とれてしまう。いや、そうじゃなくて!!
「なんで、ゆきちゃんがいるの!?」
お陰と言っていいのか分からないが、驚きで目が覚めた。
「準備が終わったから小春の準備でも手伝ってあげようと思って」
「あ、あぁ…そうなんだー。ありがとう。でも、早すぎない?何時からいたの?」
「いつからって…十分前から?」
今は朝の7:00時だから、6:50頃に来たのか。
「じゃあ、起こしてよ!!」
「まぁまぁ、はるもそう怒らないで。準備しなくてもいいの?今日から新学期だよ。遅刻する訳にはいかないでしょ」
「まさか、その声は……」
「そう言って私達の話に割り込んできたのはもう一人の幼馴染み、清水 大空(シミズ タカヒロ)。
「ひろくんまで!?」