[実話]16歳〜私の生きた道〜
心配をかけたくなくて、私がいじめられたり、レイプされたり、病気のことは一切話さなかった…。
唯一父に嘘をついた
「遠回りはしているけど、元気に前に進んでる」
と…。
私は
「また来るから」
と病院をあとにする。
これが最期に交わした言葉になるなんて…。

登校日初日。
私は、友だちと海に来ていた。
どうしても海が見なった。
新しいスタートのために気持ちも新たにしたかった。
波の音を聞いて車に戻ろうとした時、携帯の着信が鳴った…。
父親の意識がなく危険な状態だと電話口の姉は言った。
私は急いで車に乗り、病院へ送ってもらった。
母親も姉も親戚も、すでに病院に着いていて、私は一番最後だった。
病室に入った時、冷たい視線が向けられたのは言うまでもない。
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