[実話]16歳〜私の生きた道〜
締めつけられるような胸の苦しさ…。

発作だ………
家には誰もいない…
救急車呼ばなきゃ…
早く…
早く……

だけどあまりの苦しさで声もでない。
携帯をやっと見つけだして、保存メールを従兄弟に送る。
何かあった時すぐに救急車をよんでもらうようにと、作ったものだった。
まわりは暗闇で自分の鼓動と呼吸する音しか聞こえない。
ガチャガチャと玄関が開いて、救急隊員の人と従兄弟が
家に入ってくる。

助けて…
早く助けて…

ガヤガヤと音が増えたけど、鼓動の音しか聞こえなくなった。

死ぬのかな…
死にたくない…
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