[実話]16歳〜私の生きた道〜
ステンレス製の台車に棺をのせ炉の中に係の人が棺を入れる。
赤いスイッチを押すと、低く不気味な音がゴォォォォッと広がる。
嗚呼、遥花が燃えちゃう…
大人たちは2階の広間に上がり、食べ物や飲み物を身体に入れる。
なんで…笑えるの?
遥花は死んだのになんで…
嫌になってひとり外に出る。
冷たい雨は、じわじわと服を濡らし身体を冷やす…。
空は、暗くてもの哀しい。
胸が苦しくなって涙があふれだす。
苦しい…
苦しい…
一番ひどく胸が締めつけられた時、今まで見たことがない映像が頭の中に流れ込んできた。