[実話]16歳〜私の生きた道〜
切っても、切っても、心は埋まらない。
楽になれない。


いつからか…してもいないことを誰かに指摘されて、癇癪を起こす私がいた。

まったく知識がない私は、それがDID※1)の始まりだとは分かるはずもなかった。
いきなりわけが分からないことを言いだす。
いきなりカミソリを身体にあてる。
いきなり人を殴る…。
それらはすべて本物の私じゃない…。
そんな状態で学校になど行けるはずもなく、病院通いの日々が続いた。
意味が分からない検査の日々。
治るのか治らないのかも分からない。
こんなことになんの意味があるのか分からなかったし、すべてが無駄に思えた。
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