[実話]16歳〜私の生きた道〜
特別教室の仲間

特別教室にいる子たちの理由は様々で、皆いろんな理由を持っていた。
その中でも、私が仲よくなった子がいた。
名前は、千秋。
千秋は、どちらかと言えば不良のグループに入る子で、髪の毛は常に金髪、制服はだらしなく着る。
アクセサリーやピアスは死んでも外さない。
校則は破るのが当たり前。
そんな子だった。

私は見た目も素行も、すべてがまじめで暗く見える子で、いじめられっ子そのものだった。
特別教室に私が逃げてくるたびに、千秋は話を聞いてくれて、先生たちから、かくまってくれた。
学校で初めて私を守ってくれる友達ができた。
千秋と仲よくなってからは、家に帰らなくなった。
夜の街にでては、朝まで遊んだ。
悪い仲間も増えていった。
お酒を飲んで吐いても、たばこを吸ってむせても、警察に追いかけられても、すべてが楽しかった
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