[実話]16歳〜私の生きた道〜
崩壊
千秋の死がきっかけで、忘れていた嫌なことを思い出した。
相変わらず学校に行けば嫌な目にあう。
それが私の当たり前。
千秋と仲よくなったせいか、先生たちも私を問題児として見るようになった。
私は、学校に完全に行かなくなった。
家に、ひとりでいても何も感じなくなった。
リスカしても痛みも感じなくなった。
本当に何もしなくなっていった。

そのうち何もしてないのに気づいたら、部屋の中がめちゃくちゃになっていたり、ものがなくなるようになりはじめた。
私の趣味じゃない服や本が増えていった。
気になり始めたころには遅かった。
記憶が無くなる時間が増えた。
それはどんどん増えていった。
私の精神は壊れていった…。
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