[実話]１６歳〜私の生きた道〜

出会い

高校１年の時、カウンセラーの谷上先生に出会う。
外での活動が苦手な美沙・優・みくの３人に、それぞれ外で活動ができるようにとトレーニングしてくれた。
食事のトレーニングでは基本的なマナーを教わり、散歩のトレーニング（ただ歩くだけ）では、アニマルセラピーもかねて小型犬と一緒に散歩をした。
谷上先生の様々なトレーニングのおかげでＤＩＤを持っていても、ある程度普通の生活が送れるようになった。
だけど、やっぱり変わらないのは家族…。
病院に呼び出されても来るのは親ではなく姉…。
病院に来るたびに言われる、
「迷惑かけないでよね」　
と言う台詞…。

迷惑…
迷惑か…
生まれない方がよかったのかな…

ＤＩＤの方が落ち着いたかと思えば…幻覚と幻聴で壊れる。
壊れて安定できなくなって人格が代わる。
それの繰り返し。
無限ループ…。

治るかどうかも分からない。
なんで…？
悪い子だから？
ねぇ誰か…
教えて？