[実話]16歳〜私の生きた道〜
雨はひどくなる一方。
誰もいない公園でひとり、健さんにメールで連絡する。
何がしたいわけじゃなく、ただ必死だった…。

《連絡しないでごめんなさい。ちょっと入院していました。》

怒られる…
嫌われる…
どうしよう…

返事を待つ間すごく怖かった…。
健さんからの返事がきた。

うれしいけど怖い…
だけど見なければ…

帰ってきた返事は――
《今どこにいるの?まだ入院中?》
怒るわけでも、嫌いになるわけでもなく、返されたそのメールを見て、涙が出た…。
自分の身体を抱きしめて、泣きながらうずくまる…。
はたから見たら変な人に見えただろう。
今は、そんなことどうでもいい。
ただ泣きたかった…。
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