[実話]16歳〜私の生きた道〜
ただ依存することが、相手を傷つけてしまうと理解するのに、時間はかかった…。
メールが返ってこない…。
電話が返ってこない…。
ただそれだけなのに、自傷する私がいた…。
幼いがための無知が招く不安…。

もしかしたら他の女と…
嫌われたのかな…
捨てられたのかな……
………………
頭の中をめぐる言葉…

傷つけることをやめない自分…。

分かっているのに
分からない
分かりたいのに
分かりたくない

優という私が、崩れるのも近いと感じた。
だからこそ、もっと側にいたかった…。

ゆっくり確実に優が
いなくなる…
優が消える…
そう感じてしまう…

その頃、優は健さんに何度も何度もメールで、
《優を忘れないでください…》
と、送っていたらしい。
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