[実話]16歳〜私の生きた道〜
翌日学校に行くと大嫌いなクラスの女子が、話しかけてきた。
「おはよう」
挨拶の裏に隠された毒を私は感じた。
「おはよう」
「ねぇねぇ。聞いたんだけどさ。あんた売りやってたんでしょ?」
「だったら?」
「汚いよね~彼氏とか知らないんでしょう?」
「あんたに関係ないよ」
「あ、もしかして今の彼氏も援交とか?」
まわりの女子もクスクスと笑いだして、私の頭は、イライラを通り越していた。

――いっそこいつら全員殺してやろうか…?

「ねぇ聞いてる?」
「聞いてるよ?」
「援交してんなら金持ってるんでしょ~少し分けてよ」

嗚呼、ダメだな――

ゆっくり静かに、その女子に近づく。
「何? 何? 金くれんのー? ありが…」
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