幼なじみは恋の始まり!?
それから、1日が過ぎた。
そういえば、久しぶりに
一日中勇也と話さなかった。
「・・・。」
今日は、勇也と帰ろうかな。
私はそう考え、勇也のところへ走った。

「勇也!」
勇也のもとへ駆けつけると勇也が驚いたような顔でこちらをみた。
「なーんだ。桃香か....」
「なーんだ。じゃないでしょ!一人で帰る気?おいていったら承知しないよ!」
私がそう言うと勇也はニコッと笑って
「そーだよな!」
と答えた。
「じゃ、帰ろっか。」
そういった時。
「桃香ちゃん!」
「キャ!?誰....!?」
私が後ろを向こうとすると
「桃香!いくぞ」
勇也に手を引かれ、走り出した。
「勇也!待って!」
叫んだけど、勇也は振り返らず私の手を引いて走った。
後ろから追いかけられているのはわかってたけど
私は後ろをもう一度振り向こうとは思わなかった。
前にいる勇也をみてドキドキしている私がいた。

ーーこの気持ちは.....?
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