老い去り
ミックスナッツを床に座りながらボリボリほうばりながら、今日1日を想像する。

10時に会社に行くために9時には化粧を開始する。

どうかそれまで 俺 からの連絡が来ませんように。


俺 は最近朝の5〜6時にいきなり家に来ることがある。


毎度即座に目を覚ます。
鍵を閉め忘れた。強盗だ。


いや、違う、、彼だ。もう今日一日は眠気とのたたかいだ。会社に行くまでどうしようか、、と考える。



最近はお風呂場で湯の入っていないバスタブに入り44度のシャワーを浴びながら目を閉じる。俺 が眠ったのを確認してから、床で横になる。ベッドからはいびきが聴こえる。


私は音が苦手だ。やはり人とは暮らせない。21歳の時に2年近く同居をしたが、よく寝れたものだ。
その後も1年、また違う彼と笹塚で暮らした。



今でも思い出す。奇妙な生活。



また、ひと昔前の記憶に耽る。




8時、、今日は俺 は来ないと思われた。安堵した。
会社できっと何事もなく おはようございますと俺に挨拶をして、いつもどおり20時まで事務作業をする。

帰宅して食事をして疲れ果て眠る。息を整えて。

そんな毎日。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop