リアル隠れんぼ
夜の学校は不気味だ。
中は暗く静かだ。

賢治と亮輔が中に入った
その瞬間
バタン!ガチャ!

ドアがロックされた。

「おいでれねーぞ!」

「これはやばいな」
亮輔がそう言った時

放送が流れた。



「よく来てくれたね。
待っていたよ。」



「誰だ!?」

「今はまだ言えないよ
そのうちわかるさ、
ここにいるってことは
手紙を読んでくれたようだね。
手紙にも書いてあった通り、君たちにはゲームをしてもらう。勝てば大金を負ければ死んでもらう。
ルールは簡単だ。

今から1週間隠れんぼをしてもらう。
校内ならどこに隠れてもよしとしよう。
鬼は3人。
1日に朝の9時と昼の1時、夜の7時に飯を用意してやる。
なにか質問はあるかな?」

「1週間って言ったら学校が始まるぢゃねーか」


「校長に許可は取ってあるから安心しな」


「飯はどこに用意してくれんだ?」

「3年1組にでもしておこうか」

「飯を食ってる間は鬼に見つかる事はないんだな?」

「もちろん」

「ぢゃあそろそろ始めようか、検討を祈るよ」

放送が終わると同時に
チャイムが鳴った。
おそらく開始の合図だろう。
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