淡花色
「ああ。ただし条件がある。」

「条件?」

嬉しそうに笑った少女の声が少しだけ緊張した。

「僕もその絵気にいっているんだ。たまにでいいから絵を見に行きたいんだ。」

それを聞いた少女は少し悩んだようだった。

「わかった。お姉ちゃんのところに今から行くから来て。」

そういうと振り向いて歩き出した。僕は慌ててその少女に着いていった。
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