私は、今も…。
真衣とは、中学で知り合った。
私にとって、親友と呼べる存在。
私と違って成績は、上位10位以内に入るほど。
短いショートヘアに、ポニーテールをしている。
メイクは、ナチュラルメイク。男子にもてる感じの顔だちだ。
「え~。やめなよ!
カラオケの店員なんて!」
「そうかなぁ。
でも、本当にカッコイいの!
梨己も多分見たことあるよ。」
真衣がつらい思いをするくらいなら、真衣が恋することに反対だ。
でも、辛くない恋なんて、ないんだよね…?
恋愛歴の無い私には、わかんないよ。
「しかたないな…。
真衣の頼みだもん。
きくに決まってるでしょ!?」
「ありがとうー!!
さすが、梨己♪」
真衣はそう言って、私に抱きついた。