私は、今も…。
なんで私のことだけ名前で呼ぶの?
他の人は、全員名字で呼んでるのに…。
はっきり言って、気持ち悪い。
止めてほしい…。
そんなことを
思っているときだった。
「ねぇ、梨己ちゃんって…増田先生と付き合ってるの?」
話しかけてきたのは、同じ学年で、バレー部の高木 真琴 【たかき まこと】だ。
私は、その言葉に即答で答えた。
「そんなわけないじゃん!!
あんなキモイ先生。」
「だよね!
でもさ、梨己ちゃんのことだけ名字で呼ばないよねー。」