【短ホラー】ドウソウカイ。
パパとイシバシとツミ
気付けば鉄パイプを持った少年がしゃがんであたしを覗き込んでいた。
彼は紛れもなく、石橋くん。
「生きててもらっちゃ困るな。サクラは死んでいるのに……」
彼のうしろにはいつもの男が骸骨を抱いて立っていた。
よく見ると、白く美しく磨かれた骨には、ボコボコと穴が空いていた。
マナミちゃんと同じ位置に……
そうか、多分マナミちゃんは、サクラと同じ苦痛を味わって死んでいったんだ。
あたしの目の前に立っている二人に殺されて。
そういえば、石橋くんはいじめられていたサクラの幼なじみで、唯一の味方だったじゃない。
あたしも、石橋くんの気を引きたくてサクラの味方のふりをしたことがあったっけ。
他のみんなにバレないようにこっそりとサクラに飴玉をあげたりしてね。
彼は紛れもなく、石橋くん。
「生きててもらっちゃ困るな。サクラは死んでいるのに……」
彼のうしろにはいつもの男が骸骨を抱いて立っていた。
よく見ると、白く美しく磨かれた骨には、ボコボコと穴が空いていた。
マナミちゃんと同じ位置に……
そうか、多分マナミちゃんは、サクラと同じ苦痛を味わって死んでいったんだ。
あたしの目の前に立っている二人に殺されて。
そういえば、石橋くんはいじめられていたサクラの幼なじみで、唯一の味方だったじゃない。
あたしも、石橋くんの気を引きたくてサクラの味方のふりをしたことがあったっけ。
他のみんなにバレないようにこっそりとサクラに飴玉をあげたりしてね。