言葉は世界を救う!?
「筒井?」
私はあまりに黙りこむので心配になって聞く。
「あのさ、1つ聞きたいんだけど。野本さんのことを気に入らないて思っている子て今、クラスはどうなってるの?」
「1人は今、私と筒井と同じクラスであとの2人は‥確か‥花梨と同じクラスだった気がするよ。」
「‥‥そっか‥。」
なおも考え込む青葉。それ以上のことは何も言わなかった。
「と‥取りあえず、報告だけ。じゃあ、私は帰るね。」
そう言って、私は出口に向かった。
「律。」
すると、うしろから静かな声が聞こえた。
「何?」
振り向くと青葉が私に近づいて来ていた。
「‥しばらくは、律は動かないでほしいんだ。この、相談部の部長にまかせてほしい。」
「えっ!?それって‥私は‥用なしってこと?」
衝撃的な発言にまた、涙が溢れそうになる。
「ううん。違う。律には貴重な情報をもらったから、俺がちょっと調べるよ。少し気になることもあるから。だから、用なしなんかじゃない。俺がいいよて言うまではじっとしてて。」
「うん。わかった。ありがとう。」
「それと、泣きたいときには泣きなよ。じゃなきゃ、体に毒だ。」
そう言われ私はすぐに涙をふいた。顔が熱い。
「し‥知ってたの?」
「見てれば分かるよ。心は体以上に素直なんだよ。強がってても、心は泣いてたりする。」
「そっか‥。心は素直なんだ。教えてくれてありがとう。じゃあ、後のことよろしくね!」
「うん。まかせてくれ。また、来てくれていいよ。話相手ならいつでもなるよ。」
青葉は笑いながら手を振る。
「青葉ておじいちゃんみたい。話相手ならておじいちゃんの会話じゃん。アハハハ!!」
私は腹を抱えて笑う。
「今、名前で言ってくれたね?」
「えっ!?あっ‥つい‥」
「名前で呼んでるてことは信用してくれてるてことだ。」
そう言うと、青葉は私の頭に手をおいた。
「大丈夫だよ。絶対に解決するから安心して。」
ドキドキ
私の心臓はさっきから高鳴りぱなっしだ。
「う‥うん。じゃあ‥また、あした‥ね。」
私は顔を赤らめながら言った。
「うん、また明日。」
笑顔の青葉にまた、ドキドキする。
なんで、会って‥1日しか、立ってないのに、こんなにもドキドキしてるんだろう?