八天王とわたし
直樹さん
その翌日
「おはよー!鈴菜」
「桜ちゃん!おはよう」
その時、ある異変に気づいた  
「あれ、陸くんは?」
そう、いつも桜ちゃんと一緒に登校してくる陸くんがいないのだ
「あー、それがさ熱だしたんだよね。あのバカ」
えっ……
「だ、大丈夫……なの?」
「そんなに心配なら、放課後見舞いに行く?」
「う、うん!」
何買ってこうかな
陸くんが寝込むなんて珍しいからなぁ
そう思うと、少し嬉しくなった
今までのぶん、今回のできっちり返さないと
「何笑ってんの?」
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